年金担保金融|闇金融の手口

年金担保金融|闇金融の手口

年金証書担保のヤミ金

 

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年金担保金融という手口をご紹介します。

 

 

年金担保金融とは?

お年寄りの年金証書を担保として金を貸すものです。

 

貸出金額は10万円~100万円程度で、金利は40%以上。

 

返済を進めていくと元金が減り、それにつれて金利も減っていくことを考慮しない計算方法なので、実質の金利はもっと高いです。

 

ほとんどが無届業者ですが、実態は街金の別会社である場合もよくあります。

 

年金証書と年金が振り込まれる口座の通帳や印鑑も預かられ、一方的に徴収されます。

 

そもそも公的給付受給権は理由・形式を問わず担保設定・譲渡が禁止されているので、年金担保金融は明確な違法行為です。

 

しかし行政はこれを野放しにしており、お年寄りの間に被害が広がっています。

 

地域的には関西から九州にかけて被害が多いようです。

 

ある年金担保金融経験者はこのことについて、同様の地域的広がりを見せる日掛け金融業者とのつながりが深いためではないかと語っています。

 

年金担保金融に手を出すきっかけ

病気で入院費が必要になって借り入れたりするケースも多いです。

 

老人だと借りる当ても稼ぐ当てもありません。

 

そうやって困っている人を、「年金受給者なら誰でも借りられる」と親切めいた広告で集客します。

 

訪ねてみると、オフィスの雰囲気なども堅気っぽくて安心してしまいます。

 

ここで相手は、確実に返済不能に陥るような法外な金利なのに、うまく丸め込んで払えそうな気にさせます。

 

若い人でも金利計算はわかりにくいのに、老人だとなおさらです。

 

年金証書まで取り上げられて不安に思いながらも、言われるままに返済を始めます。

 

そうして時が経つにつれ、現金が足りなくて生活がどんどん苦しくなってくる。

 

「もうかなり返済したはずだ」と思って調べてもらうと一向に減っていない。

 

そこで初めて自分がとんでもない罠に落ちたことを悟るのです。