他社サイト巡りをして気になったものを書き留めているブログです。
今回は採用の分野で興味深い企業を見つけました。
従業員50名以下の中小企業の場合、採用業務がどうしても片手間になってしまうのでアウトソーシングしようと提案している会社です。
社長さんは劇団の俳優出身という異色の経歴。
顧客が社名・写真入りで紹介されていて実績も十分なようです。
さらに外国人採用の窓口というポータルサイトも運営。地域・国籍・業界など多様な切り口で外国人従業員を探せ、賃金相場や採用上の注意などの情報もあります。
実に興味深い会社様だと思ったので、概要を書き留めておきます。
以下、株式会社アルフォース・ワン(“Ulforce One”)と、その運営する「外国人採用の窓口(gaikokusaiyo.com)」について、二章構成で整理しました。
株式会社アルフォース・ワン(Ulforce One)
概要・事業内容
- 会社名:株式会社アルフォース・ワン(英語名 ULFORCE ONE Co., Ltd.)
- 所在地:東京都葛飾区亀有3-21-11 藍ビル202
- 設立:2016年10月3日
- 代表者:山根 謙生
- 主な事業領域:中小企業の人材採用支援、採用媒体の選定・運用支援、採用コンサルティング、マッチングサービスなど
- 企業ポジション:従業員数 100 名以下の中小企業に特化した採用支援を標榜している (東京商工会議所)
強み・特徴
- 中小企業特化
大手では対応しにくい中小企業の採用課題(予算制約、リソース少、知見不足など)に寄り添う支援 - マルチチャネル選定力
100種類を超える求人メディアから、クライアントに最適な媒体を選定・提案 - 「外国人採用の窓口」など新サービス展開
外国人材のマッチング支援を行う「外国人採用の窓口」を自社事業として立ち上げ、採用支援の対象を国内人材のみならず外国人材へ広げている - 成果報酬型モデルの導入
「外国人採用の窓口」サービスにおいては、初期費用・継続費用なしで、成果報酬型の課金方式を採用
外国人採用の窓口(gaikokusaiyo.com)
概要・目的
- 「外国人採用の窓口」は、企業(雇用したい側) と 人材紹介会社・監理団体など外国人材を提供する側 をつなぐ B2B マッチングサービスで、外国人材に特化しているプラットフォーム型の事業
- 対象:技能実習生、特定技能外国人など、外国人労働者を採用したい企業と、その紹介機関・団体のマッチング支援
- 価格モデル:初期費用・継続費用は不要で、成果報酬型を採用
主な機能・活動
- 企業・団体への無料紹介
雇用企業側には、最適な人材紹介会社や監理団体を無料で紹介する仕組みを提供 - マッチング精度の担保
登録時点の審査・ヒアリングを通じて、紹介先企業・団体をふるいにかけ、安全性と信頼性を重視する姿勢を示している - 調査コンテンツ発信
外国人雇用に関する業界別実態調査(物流、外食、建設など)を公開し、プラットフォームを利用する企業への啓発・信頼向上を図っている - 関連サービス提案
行政書士紹介、海外送り出し機関との連携、外国人雇用関連サービスの提携紹介なども展開を計画中とアナウンス
強み・魅力
- リスク抑制型のサービス利用
雇用企業に対して初期費用を取らず、成果時のみ課金する方式であるため、採用成果に対しての参入障壁を低くできる - 専門性・差別化
外国人材採用というニッチかつ規制や制度知識が必須な領域に特化しており、汎用の人材マッチングサービスとの差別化ができる可能性 - 信頼性強化を意図した調査コンテンツ
業界別の実態調査を公開することで、プラットフォームとしての見識や信頼感を高める戦略を取っている - 拡張余地あり
関連手続き・登録支援・監理団体紹介など、マッチング以外の領域も志向