ホームインスペクション(住宅診断)のすすめ|持ち家を高く売るために

ホームインスペクション実施

 

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ホームインスペクション(住宅診断)について紹介している記事です。

 

家を売る場合も買う場合もとても役に立つものです。

 

当家も家の売却に当たって実施したことで、買主にも安心してもらえ、自分たちも自信を持って売ることができました。

 

目次

はじめに: ホームインスペクションとは何か

まず、ホームインスペクションの概要と意義を説明します。

 

ホームインスペクションは、不動産取引においてますます注目を集めているプロセスです。

 

簡単に言うと、住宅の専門家であるホームインスペクターが、中立的な立場から住宅の欠陥や劣化状況、必要な補修箇所やメンテナンスの時期などを調査し、報告するものです​。

 

参考:ホームインスペクション(住宅診断)とは?

 

この調査は、住宅の売買において重要な役割を果たします。

 

特に、日本では中古住宅市場が拡大しており、買主にとっても売主にとっても、物件の状態を明確にすることが信頼性を高める重要なポイントとなっています。

 

また、2018年には宅地建物取引業法が改正され、不動産業者が取引の際にホームインスペクションについて説明することが義務化されました。

 

この背景には、取引後のトラブルを未然に防ぐための措置が求められていることがあります​。

 

参考:住宅診断説明義務化の背景(不動産売買の説明書)

 

ホームインスペクション(住宅診断)実施風景

ホームインスペクションのメリット

ホームインスペクションは、売主・買主の双方にリスクを低減してスムーズな売買を促進する効果があります。

 

それを説明しましょう。

 

売主にとっての利点

ホームインスペクションを行うことで、売主には多くの利点が生まれます。

 

1.購入促進
まず第一に、買主に対して住宅の品質に対する安心感を与えることができ、結果として高い価格で早く売却できる可能性が高まります。

 

調査によれば、ホームインスペクションを実施した物件は、希望価格で売却できたケースが多く、また買主が早く見つかる傾向があることが報告されています​。

 

2.売却後のトラブル防止
また、ホームインスペクションによって事前に住宅の瑕疵(欠陥)を把握し、必要な修繕を行うことで、売却後のトラブルを未然に防ぐことができます。

 

これにより、売主は不必要な交渉や追加の修繕費用を避けることができ、スムーズな取引を実現できます​。

 

3.瑕疵保険加入が可能に
さらに、ホームインスペクションを受けた住宅は「既存住宅売買瑕疵保険」に加入することが可能になります。

 

この保険に加入することで、売却後に発見された瑕疵に対しても保険が適用され、買主に対する保証が強化されます。

 

これもまた、物件の売却を円滑に進めるための大きな利点となります​。

 

参考:売主にとってのメリット(住宅購入総合情報サイト)

 

買主にとっての安心感

買主にとっても、ホームインスペクションが行われた物件は非常に魅力的です。

 

プロによる物件の状態チェックが行われたことが保証されているため、購入後に大きな問題が発生するリスクが低く、安心して取引に臨むことができます。

 

また、将来的な修繕コストの見積もりができるため、購入後の資金計画も立てやすくなります​。

 

ホームインスペクションの実施

ホームインスペクションのデメリットと注意点

ホームインスペクションはメリットが多いものですが、そのメリットを得るための代償や、メリットの限界というものもあります。

 

どんな場合にも実施が是というわけでもありません。

 

費用と時間

ホームインスペクションには一定の費用と時間がかかるため、これをデメリットと感じる方も少なくありません。

 

一般的に、ホームインスペクションの費用は5万〜10万円程度とされています。

 

また、調査の予約から実施、報告までには時間がかかることもあります。

 

特に「すぐに売却したい」という場合には、タイミングの調整が必要になります​。

 

参考:ホームインスペクションの注意点(不動産サイト)

 

全ての欠陥を発見できるわけではない

ホームインスペクションは目視による調査が中心となるため、すべての欠陥を発見できるわけではありません。

 

例えば、天井や床下の内部に潜む問題や、見えない部分の腐食などは見逃される可能性があります。

 

そのため、ホームインスペクションを受けたからといって、完全に安心できるわけではなく、必要に応じて瑕疵保険への加入や追加の調査を検討することが推奨されます​。

 

参考:ホームインスペクションの注意点(イエウール)

 

ホームインスペクションの実施

ホームインスペクションの手順と準備

 

依頼の流れ

ホームインスペクションを依頼する際には、まず信頼できるインスペクターや業者を選ぶことが重要です。

 

インスペクターは資格を持った専門家であることが望ましく、日本ホームインスペクターズ協会などの認定を受けているかを確認すると良いでしょう。

 

また、過去の実績や口コミも参考にしながら、依頼先を選定することが大切です​。

 

参考:ホームインスペクターの選び方

 

準備するべき書類と情報

ホームインスペクションの前には、物件の間取り図や設備図などの書類を準備しておくことが求められます。

 

これにより、インスペクターが効率よく調査を行うことができ、正確な診断結果を得ることができます。

 

また、事前に物件の状態を自分でもチェックし、気になる点をメモしておくことも有益です。

 

参考:ホームインスペクションの受け方

 

ホームインスペクションの報告

ホームインスペクション後の対応

 

インスペクション結果の活用

インスペクション結果は、売却戦略を見直す際の重要な資料となります。

 

発見された問題点については、必要に応じて修繕を行い、その内容を買主に対して積極的にアピールすることができます。

 

これにより、物件の信頼性が高まり、売却価格の向上につながることがあります​。

 

参考:ホームインスペクション結果の活用方法

 

売却戦略の見直し

ホームインスペクションの結果を受けて、市場価格の再評価を行うことが重要です。

 

場合によっては、調査結果をもとに価格を調整することで、競争力を高めることができるでしょう。

 

また、インスペクション結果を積極的に広告に利用することで、買主の興味を引きやすくなるという利点もあります。

まとめ: ホームインスペクションは投資かコストか?

ホームインスペクションは、一見すると費用がかかるためコストとして捉えられがちですが、長期的には投資と考えるべきです。

 

特に、不動産取引においては、信頼性を高めることが取引の成功に直結します。

 

ホームインスペクションを通じて、売主と買主の双方にとって安心感のある取引を実現することで、結果的に高いリターンが得られる可能性が高いでしょう。

 

 

 

 

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